恋愛私小説／榊花月 lllust小椋ムク

恋愛私小説 (キャラ文庫) 榊花月 小椋ムク (文庫 - 2009/8/27)

【あらすじ】
ただいま住所不定・職業「ヒモ」―。かつてベストセラーを生み出した若き天才作家・森宮栄は、零細出版社社長・川島成志のマンションに押しかけ居候中。態度は不遜で自由奔放。放蕩な俺様主義かと思えば反面、意外に器用で料理上手。豪華な夕食を用意して、いつも帰りを待っている。「あなたのためなら死ねるよ」と時折真摯な眼差しを向けてきて…。森宮の心が掴めず、川島は戸惑うけれど―。

タイトルに惹かれ購入～♪モチロン小椋さんにも惹かれましたが。

かつてベストセラーを生み出した作家・森宮栄は印税で海外を渡り歩いたのち、今は女のところを渡り歩きヒモとなっていた。
そんな森宮を昔、自分の経営する会社で雇っていた川島は昔解雇した森宮のことが放って置けなくて居候を許してしまう。

ヒモ攻は嫌いじゃないですが部類による!!という主義(なんだそれ)の自分としては森宮的なヒモは結構好きなタイプです。
ヒモといってもしっかり家事はこなすし、２年ほど前まではしっかり働く気はあったようなので。

川島さんの会社も学生時代、自分で立ち上げた会社なので割りと小さく、翻訳も川島本人がしたりするというもの。
でも今の不景気のせいで黒字ではあるもののなかなか成績が伸びずじまい…
そんな折、昔馴染みの与猶から「いい話」を持ちかけられて――

最初のほうから森宮の好き好きオーラが出っ放し!!!(照)
川島さんに言い寄ってくるオッサンに嫉妬したり!!
それが恋とは思ってない川島さんも少し天然が入っているのか、無意識にやっぱり森宮が好き～な感じを漂わせてます。
部屋に隠してある高いお酒を飲んでもついつい怒れない(●´д`●)b

与猶にそそのかされて会社が危なくなっり自暴自棄になったとき森宮に抱かれそうになりますが、こんなの意味がない。と川島の家を出て行ってしまいます。

出て行った森宮を毎晩探しに行く川島さんが好きです(萌)
小説をうちで出す。というのが川島さんにとってプロポーズより重いんですってよ!!!素敵じゃないのさ!!!人生背負ってくれるんだから!!!

森宮は川島さんのとこで出すようの小説を書いてビックリさせようと思ってたのに、川島さんも、もえちゃんも知ってて的外れに終わってしまったが、小説は大ヒット!!!
前作より解りやすいと評判でたちまち人気作家に返り咲き★
川島さんとも同棲をはじめ、仲良しこよしでめでたしめでたし。

森宮と川島さんの会話のテンポが絶妙で大好きでした。
お互いどこかしらヒネクレ者同士なので会話の内容も読んでて楽しかったです。
もえちゃんも可愛くて大好きですが。

エロ度は表紙のイラストで想像してたより薄いです。
薄いですが川島さんのカワイさがたまらんかった!!(照)
こんなに感じたのはコイツだけって言うのに弱いんですよね～～～(#>з<#)