ＦＲＡＧＩＬＥ／木原音瀬 Illust高緒拾

FRAGILE (B‐PRINCE文庫) 木原 音瀬 (文庫 - 2008/4)

【あらすじ】
大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で―。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は―。

またしても包茎…orz　もちろん受が。
今回は監禁ものです。監禁モノは怖いイメージが強かったんで、避けてましたが結構大丈夫でした。

才能のない大河内は才能溢れる部下の青池を嫌い、陰湿な苛めを繰り返していたが、ある日我慢の限界に来た青池に襲われ、それを期に青池は会社を去ってしっまう…
大河内が帰宅すると玄関前に青池が立っていていて、これから大河内を「飼ってもいいですか？」と聞いてきて――。

それほど抵抗無く読めたのは大河内がもともとずる賢く、人に媚びて生きているような人間だったからというのが大きいと思います。
監禁というのは行き過ぎていても、今まで青池にしてきた行為からすればいつ衝動で殺していてもおかしくないものだったと思うんで。

ドッグフードを食べさせたり、自分のを咥えさせたりと…まぁ複数でのプレイを考えていたのでまだ大丈夫でした。むしろ見たかったしね☆

嫌っていながらも傍らには恋愛感情を持っていた青池はとんでもないツンデレなんじゃないかと（笑）
ドツンデレという言葉があるならコイツのために使いたい…
「アンタなんて好きじゃないんだからねっつ!!!」とか言って欲しいＷｗ

徐々に人間扱いをしていき、恋人同士になれたと思った矢先に大河内に裏切られ、また同じ事を繰り返します。

最後は大河内はなんだかんだ文句を垂れながらあの生活に満足してるんだと思いました。束縛愛??
変態だなんだといってますが変態同士が罵りあってるだけで、どんぐりの背比べですよ。

そういえば『茅島氏』にもこんなカプが出てきたような…