ありす白書／五百香ノエル

ありす白書 (新書館ディアプラス文庫) 五百香 ノエル (文庫 - 2008/3/10)

 

 

 

【あらすじ】
誰からも相手にされないダサダサな僕・ユキルと、超美人で超イイ性格をした双子の妹・ミユキは、大学の研究室で圧倒的な存在感を持つ男・犬走に出会う。ほどなくミユキと犬走はつきあいだし、僕はショックを受けている自分に気づく。でも、意識しないようにしても、彼に目を奪われて―。そんなある日、犬走から「俺を好きだろう?」なんて言われてしまい!?野獣×臆病王子のメルティ・ラブ、H増量でお届け。

小鳩さんの可愛らしい表紙と批評が多いらしいので購入～～～♪
批判されているものは「どれどれ私もよんでみるか。」という衝動に駆られてしまうのが捻くれものの悪いとこ。
まあ…なんというか残念でしたｏｒｚ

中学のときに小説家デビューしたユキル。
その双子の妹・ミユキは超美人で勝気な女の子。その妹と比べて自分は内公的でダサくて小心者。
そんな時同じ大学の研究室で超カッコイイ男・犬走壮に出会い、妹のミユキは犬走と付き合うが、自分も犬走を好きだと気づいてしまい…

お前どんだけ妹の事好きなんだよ!!!!と言いたくなるくらい妹のことをべた褒めです。それと同じくらい犬走の事も褒めてるのですが。
なんか主人公があまりにも恋人の事を絶賛しすぎてるとなえてくるんですよ。ただのノロケだろっ。

犬走とミユキがエチしているとこを偶然目撃しちゃって固まるユキルですが、そんなユキルをみて気になりだした犬走、んでユキルの書いた本を読んで好きになっちゃったらしい…
それに気づいたミユキは振られるのがイヤで自分から別れを告げる。

それでいいのか犬走!!!!なんかミユキが可哀想すぎるよ。もっと人の気持ちを考えられる人になんなさいっ――それが犬走の魅力みたいにかかれてましたが納得いかん(怒)
もういっそ３Ｐでいいんじゃないのさｗｗｗ　

ユキルはそれが信じられなくてモジョモジョ…
結局は頂かれて付き合うことになり髪形を変えたりメガネをはずしたりしてカワイ子ちゃんに大変身しましたとさ。
めでたしめでたしとなりたいとこですが書下ろしがまた(鬱)

付き合ってからもモジモジが直らないユキルだがそんなユキルを可愛いと思ってる犬走だがたまに浮気もしているというＢＬとして納得いかないその後のはなし

叔父のお葬式の帰りにカーセックスはないわ～～～
いくら想い入れがない叔父だったとしても親戚が死んだらそれなりに悲しいはずなのに「こんな事がなければ今頃２人でイチャイチャしてたのに」と考えてる時点で人間として終わってると思う。いくら嫌いな相手でもね。

ユキルは犬走からもらったバイブを使って１人で部屋に籠ってしちゃうような…そしてフェラが異常に巧いという淫乱になてっててセックスのときも犬走をＭに目覚めさせちゃうような子になってたのは意外とよかった。(ここは萌えたのでなく、面白いといったほうが正しいかも)
最中に自分の事を「ユキ」っていうのは引いた…

親も犬走のことを認めてくれて、ミユキとも気まずくならずにすんで万々歳のユキルくんでした。
チャンチャン♪