眠る兎／木原音瀬

眠る兎 (幻冬舎ルチル文庫) 木原 音瀬 (文庫 - 2009/4/15)

【あらすじ】
冗談のつもりで書いた一通の手紙。その手紙に返事がきた事をきっかけに、高校生の里見浩一は年上の男と付き合うことになってしまった。本当の年齢も職業も隠し、そして相手の嘘にも気づかない振りで―。嘘で固めた付き合いを続けるふたりは、それでも不思議と惹かれあっていく。しかし、たくさんの「嘘」がお互いにばれてしまい…!?

最近木原さんばかり読んでいる・・・というか未読の木原さんの作品が溜まってるので。
今回はデビュー作に近いもの。95年に小説ｂ-Boy’に掲載されたものの新装版。
95年・・・・まだ自分は保育園に通っていたんですよね・・・そう考えるとBLの歴史ってえらい長いもんなんだと実感します。
その頃は携帯電話があまり普及しておらず、ゲイ雑誌の投稿欄を利用しての出会い。今だったら出会い系サイトなんでしょうね。
友達と冗談で書いた手紙。互いに嘘をついて会っていたのにだんだんと高橋に惹かれていき付き合うようになるがお互い生徒と教師という関係(知っているのは里見のほうだけ)。
読んでいてこれが木原さんの作品だと忘れてしまいました。今と比べて設定に意外性が少なかったように思います。
こうゆうシンプルなものも書かれていたのですね～～～。
どちらかというと里見×高橋より、書き下ろしの柿本のほうが好きでした!!!
親友はゲイだがイマイチその同性愛というのが受け入れられない柿本が後輩のゲイ(志田)に迫られ、掘られちゃうお話。
柿本は恋愛感情を持ってませんがいつかきっと２人も里見たちのように幸せになって欲しいです。
柿本が実は里見が好きで～～という展開を期待していた自分としては柿本がそっちに目覚めてくれて嬉しいです!!しかも受とはっっ(●´д｀●)ありがとうございまーすｗｗｗ
この２人で続編がでてほしい★★