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2009.07.15設置 BLを愛するがゆえのブログです。好き嫌いが激しいのでご注意を!!!
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リベット (Holly NOVELS)
木原 音瀬 藤田 貴美 (新書 - 2006/9/21)


【あらすじ】
初芝公平は、誰にも知られたくない大きな問題を抱えて暮らしていた。しかし、その悩みと明るく向き合いながら、一人で生きていこうとしていた初芝の心を乱すものがあった。それは、いつも温かく抱き締めてくれる恋人の由紀と、常に初芝の我が侭を聞いてくれる職場の後輩の乾の存在だった。二人は初芝の心を弱くも強くもする。自分の悩みを告げるべきか、初芝は葛藤するが…。



社会問題でもあるHIVについて書かれた作品。
感染しにくく、完全に治る薬が未だに開発されていないということぐらいしか自分に知識がなかったので、そういう意味でもこの話に出会えてよかったと思います。

初芝は親友に強姦されてHIVを染されたわけで何も悪くはないんですよね。
HIVの性行為での感染は男性同士の同性愛者の間から多く広がっていったことは聞いたことがあったので、BLでよくあるハッテン場での男漁りは実際はとても危険なことですよね。勿論異性間でもあるわけですが。

乾の優しさもあそこまで出来るのは「初芝のことが好き」という下心が根本にはある。
下心があるからこそ初芝にどんな酷いことを言われても我慢できたし、いつでも掛けつけることが出来た。
そういう風に考えると《下心》は『イヤラシイもの』ではなく『純粋なもの』に見えてきます。類義語は《たくらみ》らしいので乾のたくらみは初芝の側にいたい。ということになりますね。

由紀も自分の病気を受け入れてくれたかと思ったら、やっぱり怖い、自分の子供が産めないというのは嫌という気持ちから別れを告げました。
一時付き合った葵子も。

自分も由紀の立場だったらそうなると思いました。
初芝には悪いですが、自分よりだいぶ先に死んでしまう相手と結婚して子供も出来なかったら、自分は近い将来ひとりぼっちになちゃうじゃないですか。
それから再婚ができるか。と言ったら簡単に出来るものでもないと思うし。

どうしたらいいか。という答えがないのが病気にかかった人とその周りの人の辛い所だと思うからそのテのドキュメンタリーとかあんまり観れないんですよね。
自分もいつかは関わることになるかもしれないから怖くて逃げてるんだとは解ってるんですがどうも観ていられない…

HIVに感染した人が必ずしも発祥するとは限らないとのことなので、初芝の目標の60歳になる時は側に乾がいて欲しいと思いました。



PS.唾液1ℓ以上の交換でも感染する可能性があるらしいです。
あとコンドームの2枚重ねは摩擦で破ける恐れがあるので1枚よりも危険だそうですよ。

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