こどもの瞳／木原音瀬 Illust街子マドカ

こどもの瞳 (幻冬舎ルチル文庫) 木原 音瀬 街子 マドカ (文庫 - 2005/9/15)

【あらすじ】
小学生の子供とふたりでつつましく暮らしていた柏原岬が、数年ぶりに再会した兄・仁は事故で記憶を失い6歳の子供にかえってしまっていた。超エリートで冷たかった兄とのギャップに戸惑いながらも、素直で優しい子供の仁を受け入れ始める岬。しかし仁は、無邪気に岬を好きだと慕ってきて…。

いつの間にか９月の半ばです。
シルバーウィークが始まりますね!!!
本が読める!!面倒な人間関係を減らすことが出来るなんともありがたい秋休みが始まります（くらいなぁ…）
シルバーってつくとお爺さんとか想像しちゃいます。敬老の日もあるしね。

感想をあげていきたい本が溜まっているのにUPする量と読む量が合ってないｏｒｚ


今回は木原さんの「こどもの瞳」です。
ずっと中古で探していたのですが見つからなくて、しぶしぶ新品で購入した次の日に中古屋さんで発見したという悲劇（？）に見舞われた１冊。
ですが新品で買っても損をした気はしない作品でした。
表紙だけでもスンバラシィですから。


幼い頃に別れた兄弟でしたが、３年前に助けを求めたとき、酷い台詞を言われそのままだった２人が兄・仁の交通事故で６歳のこどもに帰り、弟・岬の下を訪れる事から始まっていきます。

６歳の頃に戻ってるということでちょっとしたことで泣き出したり、お漏らしをしてしまったりと木原さんっぽいキャラクターの仁。
岬の息子の城太郎とはすぐに仲良くなりますが、岬とは中々…

でも素直な仁に岬も母性本能をくすぐられちゃって♪
仁のほうがお兄ちゃんなのに、岬のことを「お兄ちゃん」って呼ぶ矛盾。

過去に酷いことを言った仁の心情を知った岬。
死んだ両親のこと、大きくなってしまった岬のこと、幼くなった仁に上手く説明できずにもどかしい感じが好きでした。

城太郎の入院がきっかけで２人の距離がグッと近づきます。
むしろ近くなりすぎた？
最初は触りっこから始まりましたが、「お兄ちゃんとの子供をつくる!!」と挿入してしまう展開がぁああ（●´ж｀●）ノシ
岬も仁の事を好きになってたのでエチにはまってしまい…ムフフ


お使いを頼まれて出て行ったきり帰ってこない仁を心配し、探しに行った岬が見つけたのは記憶の戻った仁でした。

子供に帰ったときの記憶がないと言い張る仁でしたが、どう考えても覚えてるとしか思えない岬。

その場で離れ離れになってから数ヵ月後、両親の墓参りに行こうと言われ付いていくとやっぱり覚えてたーーー！
子供帰りした自分が好きだったんだろう？と昔の自分に嫉妬丸出しのお兄ちゃんっつ。今のお前も可愛いぞっ☆

夜は岬が仁の部屋へ行きエチですよ。でへっ
昔みたいに呼べ。と言われて岬が仁のことを「お兄ちゃんっ」というシーンは萌えました（涙）
いいよお兄ちゃん!!あんた変態のニオイがするよっｗｗ

仁の家へ引越し、３人仲良く暮らしましたとさ。



後半は城太郎の話もありました。
もしやショタもの!?と警戒しておりましたがなんてことはない。初々しくて可愛い話じゃないですか。
先生もまともな人間だったから犯罪に走らんでヨカッタ
切ないですがいい判断だったと思います。
17歳の城太郎は是非攻めキャラであって欲しい…