ジュテーム、カフェ・ノワール／ヤマシタトモコ

＜STORY＞ 男に恋心を打ち明けた男。なんとなく一歩を踏み出せない男女。 電話相手の相談に乗る女。カフェ・ノワールに偶然集まった 3組の客と、2人のバイトが織り成す、「好き」から始まった それぞれの小さなドラマ。あるようで、なかなかない。 そんな小粋で柔らかい世界が詰め込まれた、ヤマシタトモコの 珠玉の作品集。表題作ほか、読み切り6作品と描き下ろしを収録！ 出版社：フロンティアワークス ダリアコミックス 著者：ヤマシタトモコ

アニメイトさんへ予約していたものを取りに行ったらまだダブルミンツは入荷していないとのこと(泣)
これだから田舎はイヤなんだ!!!!と思いつつヤマシタさんの新刊は出ていたので購入。架け替えカバーの表紙の人は女の人だと思ってたらただのロン毛だったのね・・・・そんなこんなで感想。


ヤマシタさんの作品には正直萌えたことはほとんどありません。なのに読んでしまうのはヤマシタさんのセンスがいいのか、またはそう思わせるのが巧いのか、他のBLと比べると視点が違うところにあるので面白いんですよね。その話に合わせた台詞がまた個性的で印象的。
体優先の話が多くなってきている近頃では感情優先のものがすごくいい作品に思えてならないというのも理由の一つになっているのかも知れません。
今回の話は付き合う以前の片思いというところに視点を置いたものばかりでヤマシタさんらしいものでした。
表題作のジュテーム、カフェ・ノワールは４組の話を同時に進めていってて「巧いな｣と驚くばかりでした(漫才だとアンジャッ○ュのコントを見てるような・・・・)
フィールヤングでも書かれているようなのでもしかしたらBLよりもそっちのほうがあっているのかもしれない・・・